歌うように演奏したい
山田です。
クラリネットを学びはじめてから、どの先生にも必ず『歌は大事』ということを言われてきました。
管楽器が上手い人は、歌が上手いのだそうです。
私が本当にこの言葉の意味を知ったのは、音大を卒業してからになります…
とある声楽家の先生に歌のレッスンをお願いしてから約1年半、演奏の仕方が確実に変わってきました!
まず通い始めて実感したのは、呼吸の仕方が違う!ということ。
日本語と欧米の言語が違うのは当たり前ですが、どうも普段話すときの呼吸の仕方まで違うようなのです。
例えば…身近なところの英語なら、日本語の《あ・い・う・え・お》をそのまま当て嵌めて発音すると、『あーなんか違うなー』となってしまいます。
日本語の《あ・い・う・え・お》と英語の《a・i・u・e・o》は音の出し方が違いますし、日本語が文字一つひとつを認識してから単語を判断するのに対して英語は最初から単語は単語として認識しています。
ところで、クラリネットはヨーロッパで生まれました。
だから…という訳でもないかもしれませんが、普段話す息や体の使い方ではなくちょっと意識してあちらの言葉に寄せてみると、不思議と音が気持ちよく響くようになります!
感覚としては、『体が一回り大きくなったような・口の中~喉の奥あたりに卵が入ってるような感じ』といったところでしょうか…
ここまで簡単に書いてきましたが、意識するところや力を抜くところ、アンブシュアの形などもっと詳しくやらなければいけないことがあります💦
ただ、今までやってきた癖を変えるのって本当に大変ですが、全くどうにもならない事でもありません!
ロングトーンや音階などの基礎練習で体の使い方や、どんな動きをしたときにどんな音が出るのがなど気を付けてみると、練習しやすいかと思います。
ちなみに大学受験前に少しだけ教えていただいた先生には、『3日あれば吹き方なんか変えられる!』とのお言葉をいただきました 笑
要はどれだけ意識して気を付けられるか…ということです。
自分の音色がなんだか好きになれない…という方は、やってみる価値有りです!