くらくらします

山田美沙紀です。フリーランスでクラリネットを吹いています。音楽中心にマイペースに生きています。

とりあえず一曲挑戦してみよう

山田です。

 

年明けから、初めてクラリネットを始める方のレッスンを受け持っています。

 

全くのスタートから関る機会はなかなか無いのでありがたい!

大人の生徒さんなので、生徒さん自身のペースでレッスン・練習ができることも本当にありがたい!!

 

そこで早速壁にぶち当たりまして…何しろ私が初心者だったのはもう10年以上前なもので…

その頃のことは覚えてない!!!

 

でも、そもそも当時の部活の先輩から教わっただけなのでどうしたものか…となりまして。

 

ひとまず楽器の組み立てから始め、慣れるまではアンブシュアや運指の確認から始めることにしました。

 

具体的には↓こんな流れでいこうと思っていたのですが…

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①組み立て・アンブシュアや運指の確認

ロングトーン

③何か教本

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

途中で軌道修正を図り、今はこんな感じです↓

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

①組み立て・アンブシュアや運指の確認

ロングトーン音階っぽい音遊び

※今ここ

③何か教本

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

②と③を両方やっていて、どちらかというと②の割合が多いです。

そして軌道修正で増えた『音階っぽい音遊び』ですが…今のところ、私がその場で思い付いたものをやっています。先日は半音階になっていましたので"音階っぽい~"としてみました💦

 

この音遊び、最近興味を持っている即興演奏からヒントを得てやってみました。

いきなり教本を使うよりも、まずは楽器で音を出すことに慣れて、指と思考が連動するようになった方が良いのでは…と思い導入です。

 

私自身、覚えたスケールを元にいろんな形をその場で考えてやってみる…という練習で、教本だけで学んでいたときより自由に演奏できるようになったから、というのも理由のひとつです。

 

この練習の目的はズバリ、アウトプットです!

 

"インプット↔️アウトプット"

この言葉、聞いたことのある方も多いはず…

 

ここで、私が習熟の目安にしている2曲をご紹介します。

『カエルの歌』『ドレミの歌』です!

 

この2曲、舐めちゃいけません。

この曲を知っている前提で話を進めますが…

 

初めての楽器で演奏するためにはまず、運指や構え方などその楽器の鳴らし方を覚え、出来るようになる必要があります。

 

ここまででやっとスタートライン。

 

それから実際に演奏してみて、いい音鳴ってるかなーとか、管楽器ならブレずにまっすぐ息入ってるかなーとか気にするわけです。

 

さらに、表情つけてみようかなーとか短調にしてみようかなーとか…いろいろ応用が出来るようになったら、ちょっと難しい曲にも挑戦できるようになっています!

 

この2曲は#♭が無くて誰でも知っている(=楽譜は見なきゃ見なくても出来そう)、そして難易度的にも易しいという点で、かなり優秀だと思っています。

 

↑このやり方で趣味のオカリナを習得中なので効果は保証します!

 

話を"インプット↔️アウトプット"に戻します…

この段階の踏み方でいうと、前半のスタートラインに立つまでが"インプット"、後半が"アウトプット"ということになります。

 

つまり"インプット=基礎知識、アウトプット=実践"なのです!

 

そして実践したことは、経験として確実に体が覚えています。

自転車に乗るのと同じです!

 

曲が吹けるようになるには、楽器をただ吹けるだけでなく、楽器を思う通りに操れなければなりません。

 

教本を使っての練習もロングトーンもとても大事なのですが、せっかくなら吹き方と同時に少しずつ音階も覚えて、基礎練習に飽きた頃に一曲挑戦してみませんか?

歌うように演奏したい

山田です。

 

クラリネットを学びはじめてから、どの先生にも必ず『歌は大事』ということを言われてきました。

管楽器が上手い人は、歌が上手いのだそうです。

 

私が本当にこの言葉の意味を知ったのは、音大を卒業してからになります…

 

とある声楽家の先生に歌のレッスンをお願いしてから約1年半、演奏の仕方が確実に変わってきました!

 

まず通い始めて実感したのは、呼吸の仕方が違う!ということ。

 

日本語と欧米の言語が違うのは当たり前ですが、どうも普段話すときの呼吸の仕方まで違うようなのです。

 

例えば…身近なところの英語なら、日本語の《あ・い・う・え・お》をそのまま当て嵌めて発音すると、『あーなんか違うなー』となってしまいます。

日本語の《あ・い・う・え・お》と英語の《a・i・u・e・o》は音の出し方が違いますし、日本語が文字一つひとつを認識してから単語を判断するのに対して英語は最初から単語は単語として認識しています。

 

ところで、クラリネットはヨーロッパで生まれました。

だから…という訳でもないかもしれませんが、普段話す息や体の使い方ではなくちょっと意識してあちらの言葉に寄せてみると、不思議と音が気持ちよく響くようになります!

 

感覚としては、『体が一回り大きくなったような・口の中~喉の奥あたりに卵が入ってるような感じ』といったところでしょうか…

 

ここまで簡単に書いてきましたが、意識するところや力を抜くところ、アンブシュアの形などもっと詳しくやらなければいけないことがあります💦

 

ただ、今までやってきた癖を変えるのって本当に大変ですが、全くどうにもならない事でもありません!

 

ロングトーンや音階などの基礎練習で体の使い方や、どんな動きをしたときにどんな音が出るのがなど気を付けてみると、練習しやすいかと思います。

 

ちなみに大学受験前に少しだけ教えていただいた先生には、『3日あれば吹き方なんか変えられる!』とのお言葉をいただきました 笑

要はどれだけ意識して気を付けられるか…ということです。

 

自分の音色がなんだか好きになれない…という方は、やってみる価値有りです!

目からの情報

山田です。

 

突然ですが…

暗譜で演奏したことはありますか?

ピアニストなどは暗譜が基本なのですが💦

 

管楽器って、コンクールとかでも譜面見ていいことの方が圧倒的に多いんです!

でも中には、あえて暗譜て演奏する奏者の方もいらっしゃる…

 

ちなみに私は暗譜、苦手です💦

移調楽器やってるのに絶対音感なので…いまだに混乱するときがありますからね。笑

ですが、挑戦し始めました!

 

目から入ってくる情報って、五感の中でも結構な割合を占めてるみたいです。

 

きのう短いエチュードを試しに半分ほど覚えてみたのですが、譜面台も立てず譜面を見ないだけで、物理的にも精神的にも解放感が半端ない!!!

 

そして動き回れる!

 

動き回れるということは、演奏中にお客さんに絡みに行けるということ!笑

 

絡みたい!!!

 

前の記事で何か面白いことしたいなーとボンヤリしたことを言いましたが、ちゃんと動き始めてはいます!

 

また、別角度から…

試しに張り付けてみます↓

https://youtu.be/sdO-x9gmSEc

 

荒削りもいいとこなので恥ずかしいですが、今手持ちの音源はこれしかない!笑

 

これ、何かといいますと…鼻唄です!

即興でメロディーを考えながら演奏しています。

特殊奏法の練習みたいな音源もありますが、これ以上にカオスなのでまたの機会に…。

 

即興演奏というものにも興味があり、その練習中に一曲出来そうだったので録ってみました。

正直、楽譜のあるものを譜読みして練習して…よりも気持ちが自由です!

 

心と体って思ってる以上に連動していて、心が楽になると体も自由に動かしやすくなります。

 

そして、いかに視覚情報の影響力が強いものか…。

 

苦手なフレーズとか速いパッセージを見ただけで怖じ気づきそうになる、あの感覚ですね💦

楽譜を見ない方が、案外いろいろできるかもしれません。

 

ということで、今までやったことがある曲も覚えたいなーと思ったのでした。

面白いことがしたい

山田です。

 

昔からテレビ・ラジオ・動画視聴などなど俗なコンテンツが大好きで、今でも隙あらば触れているのですが…

 

先日面白い動画を見つけました!

https://youtu.be/Y1myhhgBVQA

K.シュトックハウゼン(Karlheinz Stockhausen)作曲のハルレキンHarlekinという、クラリネットソロの曲です。

 

ハルレキンとはドイツ語で道化師とことで、英語のハーレクインHarlequin要するにピエロです!

 

作曲したシュトックハウゼンは、20世紀を代表するドイツ生まれの現代音楽家

こんなお顔↓
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他にも電子音を取り入れたものなど面白い曲が沢山あるので、ぜひ聴いてみてください!

 

さてこの曲、奏者はピエロの扮装をし、持ち替えもせずたった1本のクラリネットだけで40分以上も踊りながら演奏します。

楽譜には動きの指示も細かく書かれ、その動きや足踏みで出る音も込みでこの曲は成り立っています。

 

ここまでタイトルには一切掛かっていませんが💦

なぜ今回この曲を取り上げたのか…

 

前々から、演奏会を開いたとき面白い演出がしたいなと思いつつも、なかなかそれを実行に移す勇気がありませんでした…。

 

そんな中でたまたま出会ったこの動画…

 

そして思ったのです…

こんなことがやりたい!!!

 

このハルレキン、たとえこの曲がよくわからなくても、単純に目で見て面白いことしてるんです!

 

もちろん、正統派のコンサートを聴きに行くのも好きなのですが…💦

 

ということで、今年中に何かしたいなーと思います。

バスクラとの邂逅

山田です。

 

かなり放置してしまいました…

何をやるにもマイペースなのです…

 

相変わらずの日常なんですが、先日バスクラを吹く機会がありました!

学生の頃はいろんな特殊管を吹く機会がありましたが、ときどきでも、卒業後もこうしてやる機会があるのは本当にありがたい。

 

もーーーーバスクラたのしい!!!

 

ということで久々の今回は、バスクラ話を少々…

 

まずは音色!こんな音がします↓

ぞうさん - YouTube

 

豆知識として、バスクラリネットにはB♭クラリネットの1オクターブ下の音域が出るLow E♭と、それよりさらに下のド(実音B♭)までが出るLow Cの2種類が存在します。


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出る音域の広さが違うので、見た目の長さが違うことから、Low E♭をショート管・Low Cをロング管と表現することもあるようです。

 

中学で初めて吹奏楽部に入った当時はLow E♭→子供用、Low C→大人用と思っていましたが、そんなことはありません!

 

オーケストラではLow Cが一般的ですが、Low E♭は管体が短い=軽いことから、小中学校の吹奏楽部だけでなく、パレードやアンサンブルなどでスタンドプレイをする場合にも使われたりします。

 

そして低音楽器であるが故に吹奏楽では主に伴奏隊にまわることが多いですが、B♭クラ同様音域が広く、ソロ楽器としてのポテンシャルも結構高いのです!

 

こちらの動画、本当にすごいです!

テクニックはもちろんのこと、バスクラの可能性を存分に発揮しています↓

https://youtu.be/4qzAi7JoKGE

 

また、先日は4重奏・5重奏のクラリネットアンサンブルでのバスクラ担当だったのですが、少人数のアンサンブルでは1曲の中で伴奏・メロディー・内声のハーモニーと全ての役割を求められ、大編成での合奏よりアクロバティックな楽譜でとても勉強になりました!

 

それからB♭クラでアンブシュアがガチガチに固まってしまっている人にも、口を緩める練習として、バスクラが良いきっかけとなることもあります。

 

楽器レンタルできるサイトもあるので、今までB♭クラしか吹いたことがない方も苦手意識のある方も、ぜひバスクラリネットを始めてみませんか?

 

最後にバスクラのレンタルができるサイトをいくつかご紹介します。ご参考になれば↓

◆音レント

https://rental.jp.yamaha.com/shop/default.aspx

ヤマハが行っているサービスです。なので、取り扱っているメーカーもヤマハ

ちなみに私が初めて買ってもらったクラリネットは、こちらでレンタルしていたものをそのまま買い取ったものです!

 

◆ウインタル

https://wintal.jp

レンタル料金が安いです!メーカーなどは利用したことがない為わからなかったのですが、この料金設定は始めやすいのではないでしょうか。

 

◆管楽器レンタル.com

http://xn--5ckueb2a1074bo6xa1s0a.com

こちらもレンタル料金の設定がお安いです。加えて、2年間継続してレンタルしていると、自動的に楽器が自分のものになるようです。

刻んでますか

山田です。

 

先日ご縁あって、吹奏楽コンクール直前の団体にお邪魔してきました!

課題曲Ⅴ+自由曲も現代曲の難しいものを選んでおり、頑張ってるなーと思いながらクラリネットパートの講習を進めていたのですが…

 

楽器内のパートごとで、部分的に吹いて貰っていたところ、途中から入れない箇所が…!

私が指揮できれば違ったかも💦と思いましたが、その後話を聞いたところ、やはり演奏中にビートを刻んでいませんでした。

 

↓ビートとは……
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そんな私も、レッスンに通うまでは誰かに言われたことも無かったし、気にしたこともありませんでした。

なので刻み始めた時期が遅い分、今でも複雑なリズムには苦手意識があります…。

 

拍子のわかりやすい曲なんかは正直、刻めなくてもなんとかなってしまうんですよね💦

 

趣味や部活の範囲では、もしかしたらそこまで気にしなくても良いのかもしれませんが…私はあえて、ビートは刻むべきだと主張します!

 

なぜなら練習しやすくなるから!!

 

ビートは音楽を作るときの骨組みみたいなものです。

基礎となる拍子やらテンポやらがあって、それらとセットで考える、かなりの重要ポジションです!

 

これがあるのと無いのとでは全然違います!

聴き手には音楽をわかりやすく伝えることができ、奏者はリズムに確信をもって演奏することができます。

 

そして人と一緒に演奏するときも、共通の認識があることによって、どんな曲でもスムーズに合わせることができるのです!

 

ざっくりしたイメージで言うと、ロックバンドのドラム奏者が刻んでいるリズムを、他の楽器演奏するときもやるんです。

 

ちなみに私は、歩きながら16ビートを刻みまくったらできるようになりました!

 

また、これが身に付くと、少し難しそうだなーって曲も意外に取りかかりやすくなります!

取り組みやすい曲から難しい現代曲まで、いろんな曲を楽しむためにも、ビート感をぜひ身に付けてほしいなと思います。

専用ケース

 

山田です。

 

以前教えていただいていたマウスピースとリガチャーの収納ケースリガチャーを新調した記念に作ってみました!
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…と言っても、100円ショップで購入したプラスチックケースに、スポンジを敷き詰めただけなのですが…。

 

こだわりは、マウスピースが刺さっているスポンジです!
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↑写真ではちょっと分かりにくいですが、浅く切り込みをいれています!

 

マウスピースとリガチャーを専用ケースに納めたことで、これからどうなっていくのか、初めてのことなので全く未知の世界です💦

 

そして楽器ケースから分けたということは、この専用ケースを忘れると…演奏できない!!!

 

…とにかく!まずは数ヵ月後にどうなっているのか楽しみにします!

 

今回はリガチャーに負担をかけないように保管したい!』と思い、こんなものを作ってしまいました。

とはいえ私もまだまだ勉強中…このケースも、これからどんどん改良していくつもりです!